(11月13日・サントリーホール)
新型コロナウィルスに係る入国制限のため、ヴァイオリンのボムソリ、ソプラノのアリーナ・ヴンダーリンとバリトンのビョルン・ビュルガーが来日できず、それぞれ弓新(ゆみあらた)と盛田麻央、町英和が代役を務めた。
弓新(ゆみあらた)は北西ドイツ・フィル第2コンサートマスターを務めているが、今回初めて聴いた。シマノフスキ「ヴァイオリン協奏曲第1番」で名演を披露し、代役を見事に果たした。経歴を見ると親友のマエストロ、ラルフ・ワイケルト指揮チューリヒ室内管弦楽団とも共演している。マエストロに彼のことを覚えているか聞いてみたい。
ウルバンスキの指揮するオルフ「カルミナ・ブラーナ」は、合唱団の規模やソリストの声質に合わせたのか、室内楽的で緻密な演奏だった。
詳しくは「音楽の友」1月号コンサート・レヴューで。