マエストロ、ラルフ・ワイケルトさんと幸田浩子さんによるチェコ、ブルノでのCD録音が無事終了
マエストロ、ラルフ・ワイケルトさんと幸田浩子さんによるチェコ、ブルノでのCD録音が無事終了しました。みなさんの笑顔が録音の成功を物語っていますね。日本コロムビア スタッフの言葉レコーディング最終日(8/31)の今日は、チェコ語と日本語のアリアを録りました。文化交流ではないけれど、言葉は違えど、マエストロ...
View Articleオーケストラ・プロジェクト 2018 (9月5日、東京オペラシティコンサートホール)
大井剛史(指揮)、東京交響楽団、西村翔太郎(ピアノ)、曾田瑞樹(ヴィブラフォン)プログラム:阿部亮太郎「漆黒の網目」(初演)小山和彦「ピアノ協奏曲第3番」(初演)山内雅弘「SPADA~ヴィブラフォンとオーケストラのための」(初演)森垣桂一「交響曲(2018)」(初演) 1979年以来オーケストラ作品の創作と発表のための運動を展開している作曲家グループ『オーケストラ・プロジェクト』。...
View Articleアントニ・ヴィト 東京都交響楽団 シャルル・リシャール=アムラン(ピアノ)
アントニ・ヴィトが指揮するルトスワフスキ「交響曲第3番」(1983)は実に面白かった。彼の手になると、すべての音にメッセージが感じられ、ひとつひとつの楽器がそれぞれ異なる人のように声を上げているように聞こえる。それがフルオーケストラとなると、群衆が口々に叫んでいるようでもある。そのメッセージは激しいがどこか心地よい。...
View Article山田和樹 日本フィル 萩原麻未(ピアノ) (9月7日、サントリーホール)
2010年から日本フィルの正指揮者になった山田和樹、プレトーク冒頭本人曰く『いつも凝ったプログラムですみません(苦笑)』。今日のプログラムは日本の三善晃とフランスの作曲家、プーランク、デュカス、デュティユー。三善はデュティユーに私淑していたことから選ばれた。 トークで山田は、「勝手な思い出」と題して、作品や作曲家にまつわる個人的なエピソードを話したが、これが滅法楽しかった。...
View Articleトン・コープマン指揮 アムステルダム・バロック管弦楽団&合唱団 J.S.バッハ「ロ短調ミサ」
曲目J.S.バッハ/フーガ ト短調 BWV578「小フーガ」 ミサ曲 ロ短調 BWV232出演トン・コープマン[指揮・オルガン]マルタ・ボス[ソプラノ]マルテン・エンゲルチェズ[カウンターテナー]ティルマン・リヒディ[テナー]クラウス・メルテンス[バス]アムステルダム・バロック管弦楽団アムステルダム・バロック合唱団 冒頭トン・コープマンがオルガンでJ.S.バッハ「フーガ ト短調...
View Articleシトコヴェツキー・ピアノ三重奏団、吉田誠(クラリネット)
(9月11日 武蔵野市民文化会館小ホール)プログラムメンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第1番ニ短調Op.49メシアン:世の終わりのための四重奏曲...
View ArticleGGサロン・コンサート 斎藤明子 共演:藤原浩哲(ひろあき) ギター・ソロとデュオの夕べ
(9月14日、現代ギター社GGサロン)プログラム第1部(斎藤明子ソロ)●ファンタジー(ヴァイス)●ソナタOp.15-2 初版(ソル)●マリーア(ガヴォット)/マズルカ/メヌエット/アラビア風綺想曲(タレガ)●ハンガリー幻想曲(メルツ)...
View Articleアンドレイ・イオニーツァ チェロ・リサイタル (ピアノ:園田奈緒子)
(9月16日、浜離宮朝日ホール) 客席には堤剛や4日前読響で共演したシルヴァン・カンブルランの姿もあった。読響のときのチャイコフスキー「ロココの主題による変奏曲」では鮮やかな演奏を聴かせてくれたアンドレイ・イオニーツァだが、疲れがあるのか今日は少し精彩がなかった。...
View Articleローマ歌劇場「マノン・レスコー」(9月20日、東京文化会館大ホール)
ジャコモ・プッチーニ作曲 「マノン・レスコー」 全4幕指揮:ドナート・レンツェッティ演出:キアラ・ムーティ合唱監督:ロベルト・ガッビアーニ美術:カルロ・チェントラヴィーニャ衣裳:アレッサンドロ・ライ振付:ラッファエーレ・シチニャーノ照明:ヴィンセント・ロングエマーレ...
View Article紀尾井ホール室内管弦楽団第113回定期演奏会(9月22日、紀尾井ホール)
ライナー・ホーネック(指揮・ヴァイオリン),今井信子(ヴィオラ),紀尾井ホール室内管弦楽団曲目モーツァルト:ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲変ホ長調KV364モーツァルト:セレナーデ ニ長調KV250「ハフナー・セレナーデ」アンコール:モーツァルト:マーチ 二長調 KV249...
View Articleユベール・スダーン 東京交響楽団 堀米ゆず子(ヴァイオリン)(9月22日、サントリーホール)
曲目ハイドン:交響曲 第100番 ト長調 Hob.I:100 「軍隊」モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲 第4番 ニ長調 K.218ベートーヴェン:交響曲 第6番 ヘ長調 op.68 「田園」...
View Articleペトル・アルトリヒテル 新日本フィル スメタナ「わが祖国」 (9月23日、サントリーホール)
野性味いっぱいのスメタナ「わが祖国」。長身のアルトリヒテルは始終身体を激しく動かし、時には足を踏み鳴らし、かがみこみ、また大きく手を広げる。ここぞというときは奏者めがけて長い腕と共に指揮棒を突き出す。爆演、凄演!聴けて良かった。...
View Articleサー・サイモン・ラトル クリスチャン・ツィメルマン(ピアノ) ロンドン交響楽団
(9月24日、サントリーホール)バーンスタイン「交響曲第2番《不安の時代》」は超名演。ツィメルマンの美の結晶のような透徹したピアノと、ロンドン交響楽団の超絶的ヴィルトゥオジティ、そしてラトルの鋭い構築力のある指揮が相俟って、純粋美の世界が展開し、バーンスタイン作品は芸術的に極限まで高められ、昇華された。...
View Articleサー・サイモン・ラトル ロンドン交響楽団 マーラー「交響曲第9番」(9月25日サントリーホール)
ラトル、ロンドン交響楽団、マーラー交響曲第9番@サントリーホール。昨日に続いて名演。特に第3楽章と第4楽章。前の列にパーヴォ・ヤルヴィが聴きに来ていていました。帰りがけに目が合ったので"What is your impression?"と尋ねたら、一言"Very good!"でした。私が"The 3rd and the 4th movement was...
View Articleジャン=マルク・ルイサダ ピアノ・リサイタル (9月30日、紀尾井ホール)
ルイサダの邸宅に招かれたような温かいコンサート。アンコールの「愛の挨拶 」は、音一つ一つに「愛」が込められていました。場内の照明は暗くせず、ホールのシャンデリアの輝きの下で聴く演奏は素敵。アナウンスも開始のベルもない静かなコンサート。演奏は素晴らしいの一言。レヴューは「音楽の友」11月号に書きます。
View Articleパーヴォ・ヤルヴィ N響 オルフ「カルミナ・ブラーナ」(10月1日、NHKホール)
新国立劇場合唱団(合唱指揮:冨平恭平)が素晴らしかった。90名ほどの合唱だが、発音もハーモニーも明解、アンサンブルも精度が高い。そしてパワフル。ヤルヴィ指揮のN響の切れ味のいい演奏との相性がとても良かった。ヤルヴィの統率力はこうした大規模な声楽を伴う作品の場合その本領を発揮する。NHK東京児童合唱団もまとまりのよい合唱。...
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