アレクサンドル・ラザレフ 日本フィルハーモニー交響楽団 山根一仁(ヴァイオリン)
(6月10日、横浜みなとみらいホール) 2010年中学生のとき日本音楽コンクール第1位。同時に聴衆賞をはじめ5つの賞を受賞という驚異の経歴、22歳のヴァイオリニスト山根一仁のチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲は、聴いたことのない演奏だった。...
View Article第25回「渡邉膮雄音楽基金」音楽賞・特別賞 発表記者会見
(6月12日、ANAインターコンチネンタルホテル東京 地下1階プリズム) この賞は、指揮者渡邉膮雄さんの業績を今後に引き継ぐため、1992年に設定され、次代の音楽界を担う優秀な指揮者、およびオーケストラ界に貢献した関係者の顕彰を行っている。 今回は音楽賞の該当者なしだったが、特別賞に外山雄三さん(指揮者・作曲家)と、堤 剛さん(チェリスト)が選ばれた。...
View Articleダニエル・ブレンドゥルフ 読売日本交響楽団 宮田 大(チェロ)
(6月13日、東京芸術劇場コンサートホール) 1981年スウェーデン、ストックホルム生まれ36歳の若手指揮者ダニエル・ブレンドゥルフの日本デビュー。チェリストとして活動していたが、指揮に転向。2008年スウェーデン指揮者コンクール第1位。オペラ指揮者としてもスウェーデン王立歌劇場ほかで活躍している。...
View Articleアレクサンドル・ラザレフ 日本フィルハーモニー交響楽団 若林 顕(ピアノ)
(6月16日、東京文化会館) ヘヴィー級のプログラム。午後9時少し前に終わったが、ロシアの魂がたっぷりとつまった曲ばかり。ラザレフと日本フィルのエネルギーとスタミナに敬意を表したくなる。...
View Articleシモーネ・ヤング 読売日本交響楽団 ネマニャ・ラドゥロヴィチ(ヴァイオリン)
(6月18日、東京芸術劇場コンサートホール)昨年11月に東京交響楽団を指揮したブラームスの4番を聴いたが、東響よりも響きが骨太の読響のほうがヤングとは相性がいい。...
View Article宮本亜門新演出オペラ『金閣寺』フランスにて上演 制作発表記者会見
(6月19日、日本外国特派員協会) 東京二期会が、フランス国立ラン歌劇場と共同制作する宮本亜門新演出、『金閣寺』(原作:三島由紀夫...
View Articleシモーネ・ヤング 読売日本交響楽団 ベフゾド・アブドゥライモフ(ピアノ)
(6月24日、東京芸術劇場コンサートホール)アブドゥライモフを聴くのは2度目。2012年8月12日、ウルバンスキ指揮東京交響楽団とのチャイコフスキーピアノ協奏曲第1番を聴いて以来。そのときの感想は「フォルティシモからピアニッシモまで、ダイナミックの幅が大きいだけではなく、どれだけ強く弾いても音に気品があり、響きの美しさが保たれている。...
View Articleミュージック・ペンクラブ・ジャパン7月号<MPC LAND>にコンサート・レヴュー掲載
6月末に体調を崩し、しばらくコンサートをお休みしています。来週後半くらいから、復帰の予定。できれば、6月15日ミューザ川崎シンフォニーホールでのジョナサン・ノット指揮東京交響楽団ほかのマーラー交響曲第2番「復活」から、文字通り「復活」したいと思っています。 ところで、ミュージック・ペンクラブ・ジャパン7月号<MPC...
View ArticleCDの解説を書きました。シューベルト:ピアノ五重奏曲「鱒」
CDの解説を書きました。シューベルト:ピアノ五重奏曲「鱒」梯 剛之(ピアノ)、ヴォルフガング・ダヴィッド(ヴァイオリン)、林 徹也(ヴィオラ)、ギヨルギー・ボグナー(チェロ)、石川浩之(コントラバス)。SONARE1033 発売は7月21日。発売元のホームページはここです。...ソナーレ・アートオフィスhttp://www.sonare-art-office.co.jp/cd.html
View Article上岡敏之 新日本フィルハーモニー交響楽団 戸田弥生(ヴァイオリン)
(7月21日、すみだトリフォニーホール) いつも全く新しい解釈が刺激的な上岡敏之。ベルリオーズ「幻想交響曲」をどう聴かせてくれるのか、期待を持って臨んだが、今回もユニークで上岡にしか表現できない独自の解釈に感嘆し、説得され、心の底から満足することになった。新日本フィルと上岡の結びつきは、より深まりつつあり、この先がますます楽しみになってきた。...
View Articleジョナサン・ノット 東京交響楽団 シェーンベルク「浄められた夜」、ストラヴィンスキー「春の祭典」
(7月22日、ミューザ川崎シンフォニーホール) これまで、ノット&東響の名演を数多く聴いてきたが、今日の演奏はその中でもトップに位置するかもしれない。それくらい、現代曲とノットの相性が良く、深く心に刻まれる演奏になった。...
View Article上岡敏之 新日本フィルハーモニー交響楽団 オルフ《カルミナ・ブラーナ》
上岡敏之 新日本フィルハーモニー交響楽団 オルフ《カルミナ・ブラーナ》(7月29日、すみだトリフォニーホール) 『さあ、いっしょに、どこにもない、すてきな世界を創っていきましょう─上岡敏之』プログラムの定期演奏会告知にあったこの言葉は、まさに今日の《カルミナ・ブラーナ》にぴったり当てはまる。...
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