上岡敏之 新日本フィル チャイコフスキー交響曲第6番《悲愴》
(3月23日すみだトリフォニーホール) 2007年のヴッパタール交響楽団初来日の上岡敏之指揮チャイコフスキー《悲愴》に驚愕したことは覚えているが、今となっては細部の記憶がない。基本は変わっていないと思うが、11年前ぶりに聴いて再び衝撃を受けた。快速で、演奏時間は40分を切っていたと思う。(新日本フィル事務局に聞いたところ42分だった。)...
View Article新日本フィルハーモニー交響楽団 2018/2019シーズン ラインナップ発表記者会見
(3月26日、すみだトリフォニーホール) 上岡敏之が新日本フィルの音楽監督になって3年目を迎えるシーズン。最近新日本フィルの音は変わりつつあると実感している一人として期待は大きい。 新日本フィルの定期演奏会の柱は3本ある。今日の記者会見でもその特長と、今年の方針が専務理事の横山利夫氏と、上岡本人から説明されたので、主なプログラムとともに紹介したい。 「トパーズ...
View Article東京春祭 スプリング・ガラ・コンサート~イタリア・オペラの名曲を集めて
東京春祭 スプリング・ガラ・コンサート~イタリア・オペラの名曲を集めて(ロッシーニ没後150年記念)(3月28日東京文化会館大ホール)プログラムロッシーニ:歌劇《泥棒かささぎ》 序曲歌劇《セビリアの理髪師》 第1幕より 「おいらは町の何でも屋」(Br)歌劇《セビリアの理髪師》 第1幕より 「今の歌声は」(S)歌劇《セビリアの理髪師》 第1幕より...
View Article橋本 洋 J.S.バッハ 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ全曲リサイタル
(3月30日、JTアートホール アフィニス) 橋本 洋(ひろし)はジュリアード音楽院で、名教師ドロシー・ディレイに師事した。ほかにも多数の教師、ヴァイオリニストに師事している。プロフィール、経歴はここに。http://hiro-vn.com/profile.php...
View Articleミュージック・ペン・クラブ・ジャパン MPCLAND The レヴュー4月号
『ミュージック・ペン・クラブ・ジャパン MPCLAND The レヴュー4月号』が発行されました。今回は下記のコンサートについて書きました。1:日本モーツァルト協会第596回例会2:マルク・ミンコフスキ レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル3:長谷川ゆき ピアノ・リサイタル4:ヤルヴィ&N響「ウエスト・サイド・ストーリー」5:バッティストーニ&東京フィルのベートーヴェン6:謙=デイヴィッド・マズア...
View Article東京春祭 ワーグナー「ローエングリン」(演奏会形式)初日
東京春祭 ワーグナー「ローエングリン」(演奏会形式) (4月5日、東京文化会館大ホール)指揮:ウルフ・シルマーローエングリン:クラウス・フロリアン・フォークトエルザ:レジーネ・ハングラーテルラムント:エギルス・シリンスオルトルート:ペトラ・ラングハインリヒ王:アイン・アンガー王の伝令:甲斐栄次郎 ブラバントの貴族:大槻孝志、髙梨英次郎、青山...
View Articleクラウス・フロリアン・フォークト(テノール)II シルヴィア・クルーガーを迎えて (東京春祭)
(4月11日、東京文化会館小ホール)テノール:クラウス・フロリアン・フォークトソプラノ:シルヴィア・クルーガーピアノ:イェンドリック・シュプリンガー ■曲目[Sはソプラノ、Tはテノール]ブラームス:太陽はもう照らない [S&T]かわいい恋人よ、素足で来ないで [S&T] 日曜日 op.47-3 [T] 眠りの精 [S] シューベルト:《美しき水車屋の娘》 D795 より...
View Articleマリア・ジョアン・ピリス ピアノ・リサイタル オール・ベートーヴェン・プログラム
(4月12日、サントリーホール) 今回が最後の日本ツアーとなるマリア・ジョアン・ピリス。生演奏を聴くのは今回が初めて。これまで聴かなかったことが悔やまれる。このあと、大阪、浜松、川口、東京で2回のリサイタル、ジョイント・コンサート(共演リリット・グリゴリアン)のほか、ブロムシュテット指揮N響とのベートーヴェン「ピアノ協奏曲第4番」が2回ある。...
View Articleオッコ・カム 新日本フィルのシベリウス
(4月13日、すみだトリフォニーホール) ルビー<アフタヌーン・コンサート>曲目サッリネン:歌劇《宮殿》序曲ニールセン:フルート協奏曲F.S.119シベリウス:交響曲第2番 ニ長調op.43...
View Articleシルヴァン・カンブルラン 読響 ストラヴィンスキー《春の祭典》
(4月13日、サントリーホール) カンブルランと読響は、今最高の時を迎えているのではないだろうか。昨年のメシアン、歌劇《アッシジの聖フランチェスコ》の記念碑的な成功以来、両者の信頼関係は、これ以上ない段階まで深まっている。今日のストラヴィンスキー《春の祭典》を聴くとその思いをますます強くする。...
View Articleジョナサン・ノット東京交響楽団 マーラー「交響曲第10番」、ブルックナー「交響曲第9番」
(4月14日、サントリーホール) マーラー「交響曲第10番」からアダージョは、ノット&東響が作り出す独自の響きがした。すなわち、切れの良い弦、輝かしく時に切り裂くような音の金管、品格のある木管、という特徴が良く出ていた。コーダのピアニシモの精度がいまひとつだったが、翌日の川崎公演では修正されたのではないか。...
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