井上道義 東京都交響楽団 辻彩奈(ヴァイオリン)
5月18日(火)・東京芸術劇場コンサートホール指揮/井上道義ヴァイオリン/辻󠄀 彩奈オルガン/石丸由佳 サティ:バレエ音楽《パラード》井上道義のキャラクターにぴったりの諧謔に満ちた作品。野平一郎指揮オーケストラ・ニッポニカで一度聴いたことがあるが、アマチュアなので都響のような闊達な演奏ではなかった。...
View Article秋山和慶 新日本フィルハーモニー交響楽団 伊藤恵&小菅優(ピアノ)
秋山和慶 新日本フィルハーモニー交響楽団5月20日・サントリーホール指揮:秋山和慶ピアノ:伊藤恵*、小菅優*R.シュトラウス アルプス交響曲モーツァルト:2 台のピアノのための協奏曲 変ホ長調 K. 365* 「音楽の友」のコンサート・レヴューに書くので、一言だけの感想です。『伊藤恵と小菅優のモーツァルトは絶美。記憶に残る名演。「アルプス交響曲...
View Article下野竜也 読響 藤田真央(ピアノ)マルティヌー、モーツァルト
5月21日・サントリーホールプログラム:マルティヌー「過ぎ去った夢」モーツァルト「ピアノ協奏曲第21番 ハ長調 K. 467」マルティヌー「交響曲第3番」...
View Article田中祐子 日本フィルハーモニー交響楽団 神尾真由子(ヴァイオリン)
5月23日・サントリーホールワーグナー:ジークフリート牧歌ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.77ベートーヴェン:交響曲第5番《運命》ハ短調 op.67 ワーグナー「ジークフリート牧歌」は女性の感性を生かした繊細なニュアンスの演奏。ホルン首席の信末碩才(のぶすえせきとし)のソロが見事だった。...
View Article読響第642回名曲シリーズ 下野竜也 藤田真央(ピアノ) ラフマニノフ、ストラヴィンスキー
©読響5月25日・サントリーホールプログラムバーバー:序曲「悪口学校」作品5ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調...
View Article『I 'm Home! ただいま!』 ジョナサン・ノットのベルク、マーラー《巨人》
5月27日・ミューザ川崎シンフォニーホールジョナサン・ノット 東京交響楽団児玉麻里(ピアノ) グレブ・ニキティン(ヴァイオリン) ベルク:室内協奏曲-ピアノ、ヴァイオリンと13管楽器のためのマーラー:交響曲 第1番 ニ長調 「巨人」『I’m Home! ただいま!』と書いた横断幕を、カーテンコールの際、持って現れたジョナサン・ノット。『 Welcome Home! おかえりなさい!』と叫びたい。...
View Article鈴木優人 日本フィル 辻彩奈(ヴァイオリン) ステンハンマルとシベリウス
(5月29日・サントリーホール)ステンハンマル:序曲《エクセルシオール!》シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 op.47シベリウス:交響曲第6番 ニ短調 op.104...
View Articleカイヤ・サーリアホ作曲:オペラ《Only the Sound Remais −余韻−》 日本初演
東京文化会館 舞台芸術創造事業〈国際共同制作〉6月6日(日)・東京文化会館大ホール フィンランド出身の現代作曲家カイヤ・サーリアホのオペラ《Only the Sound Remains −余韻−》(2016)の新演出による日本初演。 日本の能を英訳したアメリカの詩人、エズラ・パウンドの作品集から『経正』と『羽衣』の2作品が原作として選ばれた。...
View Article「ぶらあぼONLINE」に鈴木優人さんに調布国際音楽祭について伺ったインタビュー掲載中
「ぶらあぼONLINE」に鈴木優人さんに調布国際音楽祭2021について伺ったインタビューが掲載されています。今年は6月27日(日)から7月4日(日)まで開催されます。『お客様が静かに座っているという行為は、積極的に音楽に耳を傾けているということです。パート譜の休符を見ている演奏家と同じように、演奏に参加されているのだと思います』は印象的な言葉でした。こちらからお読みいただけます↓...
View Article秋山和慶 東京都交響楽団 金川真弓(ヴァイオリン)シベリウス プロコフィエフ
(6月14日・東京文化会館大ホール)シベリウス:交響詩《吟遊詩人》op.64吟遊詩人の竪琴を模したハープが同じようなアルベッジョを規則正しく繰り返す山場の少ない静かな作品を面白く聴かせるのは難しいと思うが、秋山和慶の手にかかると、起承転結が明確で緊張感が保たれるのはさすがと思った。 シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調...
View Articleセバスティアン・ヴァイグレ読響 アラベラ・美歩・シュタインバッハー メンデルスゾーン、ブラームス
第643回名曲シリーズ(6月15日・サントリーホール)ヴェルディ「歌劇《運命の力》序曲」音の輪郭がくっきりとしたヴェルディ。ヴェルディの熱気というよりも完全無欠の大理石の建築物のような少しひんやりとした感覚があった。...
View Article高関健(指揮)東京シティ・フィル ブルックナー「交響曲第5番」
(6月16日・東京オペラシティコンサートホール)冒頭からただならぬ緊張感と集中感がある重厚な演奏。ソロ・カーテンコールは2回。詳しくは「音楽の友」8月号に書きます。
View Article山形交響楽団 さくらんぼコンサート2021 東京公演 特別演奏会
6月25日・東京オペラシティ・コンサートホール指揮:飯森範親ソプラノ:梅津 碧曲目モーツァルト:交響曲 第25番 ト短調...
View Articleセバスティアン・ヴァイグレ 読響 フランツ・シュミット「交響曲第4番」
(6月29日・サントリーホール) グルック(ワーグナー編):歌劇「オーリードのイフィジェニー」序曲 ワーグナーの編曲はグルックの古典的な端正さとロマン派の重厚な音楽を合体させたような印象。ヴァイオリンの数を場面に応じて減じたり、増やしたりするのが面白い。ヴァイグレの指揮はいつもながら確信に満ち明快。...
View Article第30回読響アンサンブル・シリーズ 《遠藤真理プロデュースの室内楽》
(6月30日・よみうり大手町ホール)遠藤真理が司会者とプレトークをしたが、その語り口のうまさはプロのナレーターのよう。昨年3月までNHK-FM「きらクラ!」のパーソナリティを務めた経験も生きたのだろう。声が良く声楽家にもなれるのではないだろうか。...
View Articleギルバート 都響 小曽根真 ペッテション「交響曲第7番」ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」
(7月1日・サントリーホール)ペッテション:交響曲第7番 (1967)スウェーデンの作曲家アラン・ペッテション(1906-75)の17曲ある交響曲の中で、最大の成功を収めた作品。トロンボーンとチューバによる絶え間なく続く、短くて強迫観念的な2音のモチーフでほとんど構成されている単一楽章の交響曲。このモチーフを積み重ねることで1時間近く持たせるペッテションの筆力と持続性に圧倒される。...
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